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山東概要

山東省は中国東部沿岸地域の重要な省であり、略称として魯と呼ばれています。東には海を越えて日本と韓国に面し、西には広大な中央平原があり、中国の黄河経済ベルトと環渤海経済圏の交差点に位置します。省の陸地面積は15.79万平方キロメートル、海域は15.96万平方キロメートルで、16の市と136の県レベルの区画を管轄しており、省都は済南市です。

山東省には悠久の歴史があり、中国文化の源であり、中華民族の重要な発祥地の一つで、「齊魯大地」とも称させられ、「孔子と孟子の故郷、儀礼之国」として知られています。山東の歴史と文化と言えば、多くの美しい自然の風景や高くそびえる泰山、曲がりくねった黄河、美しい海岸、国内外に知られた名所旧跡があります。山東は儒教文化の発祥地であり、儒家思想の創始者である孔子、孟子、そして墨家思想の創始者である墨子は皆ここで生まれました。

2021年は中国共産党創立100周年、社会主義近代化の新たな道のりの始まりの年であり、第14次5カ年計画の始まりの年でもあります。習近平総書記は山東省を再訪し視察し、「三つのことで先陣を切る」という重要な指示を出し、我々に方向性を指し、科学的な指導を与え、力強い勢いを注ぎました。この1年、同省は習近平総書記の指示を心に留め、「最前線に立ち、完全に創造する」と「三つのことで先陣を切る」を総合的なフォロー、総合的な立ち位置、総合的な方針として、新しい発展段階に基づき、新しい発展理念を完全、正確、徹底的に実行し、積極的に奉仕し、新しい発展段階に入り、「六つの一」の発展理念、「六つの更なる重点」の戦略と方法、「十二の努力」の重要任務を実施し、疫病の予防コントロールと経済社会の発展を調整し、計画通りに貧困脱却の難関を乗り越え、計画通りに全面的な小康社会を築き、質の高い発展で新たな成果を上げ、「第14次5カ年計画」の良いスタートを切ることができました。

世界的なコロナ禍による影響に積極的に対応し、国際産業チェーンのサプライチェーンの協力を深め、全力で対外開放の新たな高台を築き、輸出の拡大をさせ、輸入の品質を向上させます。貨物の年間輸出入総額は2兆9,304.1億元(前年比32.4%増)、2年間の平均成長率は19.6%です。 そのうち、輸出額は1兆7,582.7億元(同34.8%増)です。輸入額は1兆1,721.4億元(同29.0%増)です。機電製品の年間輸出は35.8%増、輸出総額の43.1%を占めています。対外貿易のシェアは多様化し、「一帯一路」沿線国への輸出入は9,376億元(同40.8%増)、輸出入全体の32%を占めています。 越境EC総合試験区の建設を加速し、省の越境EC輸出入と市場調達貿易輸出は「共に千億元超え」を達成し、対外貿易の成長に新しい勢いつけました。

2021年、省全体の経済発展の構造、品質、動力、活力などは、傾向的かつ重大な変化が起きています。経済発展は安定の中でも好い方向に向かっており、より堅固な品質向上体勢となり、レベルの高い発展の道はより軽く、より速く、より堅固になりました。次のステップは、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を道標に、第19回党大会と第19回全体会議及び中央経済工作会議の精神を徹底的に実施し、山東省での習近平総書記の重要な指示要求を着実に実施し、「最前線に立ち、完全に創造する」と「三つのことで先陣を切る」を総合的なフォロー、総合的な立ち位置、総合的な方針として、新しい発展段階に基づき、新しい発展理念を完全、正確、徹底的に実行し、積極的に奉仕し、新しい発展段階に入り、全面的に改革開放を深化させ、イノベーション主導の発展を堅持し、レベル高い発展を推進し、供給側の構造改革を主軸とし、疫病予防コントロールと経済社会の発展及び発展と安全をバランスをとり調整し、揺るぎなく既存の業務をしっかり行い、「六つの一」の発展理念、「六つの更なる重点」の戦略と方法、「十二の努力」の重要任務に焦点を当て、「六つの安定」「六つの保障」をしっかりと行い、引き続き人々の生活を改善し、マクロ経済を安定させ、経済の合理的範囲を維持し、社会安定を維持し、優れた成果を以て第20回党大会を迎えたいと思います。

山東省対外貿易投資

山東省と日本は海を挟んで密接な経済貿易関係にあります。 地域総生産(GDP)によると、2021年の同省のGDPは8兆3,095.9億元(前年比8.3%増)、2年平均5.9%増です。このうち、第一次産業の付加価値額は6,029.3億元(同7.5%増)、2年平均5.1%増です。第二次産業の付加価値額は3兆3,187.16億元(同7.2%増)、2年平均5.2%増です。第三次産業の付加価値額は4兆3,879.71億元(同9.2%増)、2年平均6.5%増です。日本の山東省への投資企業は1,377社で、累計投資総額は112.9億ドル、営業利益は1,232.4億元です。

山東省は日本との経済貿易の協力を非常に重視しており、現在、住友商事、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、丸紅、パナソニック、コマツ、東レなど世界トップ500と多くの日本の中小企業が山東省で投資し発展しており、日本のハイエンド要素や産業集積効率が高まっています。 昨年11月、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が正式に締結され、中国と日本は初めて二国間の関税譲許の取り決めに達し、山東省と日本の経済貿易協力に新たなチャンスをもたらしました。

RCEP締結を新たなチャンスとして、山東省商務庁は交通運輸、貿易促進、税関などの部門とともに専門チームを設置し、『「地域的な包括的経済連携(RCEP)協定」事前行動計画の実施』の策定を主導し、4月7日に山東省政府の名義で公表し実施しました。貨物貿易の革新的な発展、対日協力の拡大注力、貿易物流の「黄金の回廊」の構築の加速、投資とサービス貿易の双方向の協力の包括的な深化、積極的な一流のビジネス環境の整備など、5つの分野で20項目の政策措置が盛り込まれています。

山東省の対外友好関係

山東省の姉妹都市提携の歴史は1979年に始まりました。その年、青島市と日本山口県下関市は姉妹都市提携を結び、これが山東省の姉妹都市対外交流開放の始まりで、山口県は山東省の初めての省級の姉妹都市です。その後、中日の双方が省県の交流の骨組みの下で5組の姉妹都市関係、20組の姉妹学校関係、8組の友好団体関係を築き、各領域での交流協力が活発に行われています。

過去40年間で、全省の各級政府は、75か国の地方自治体と222組の姉妹都市関係、241組の友好協力関係を確立しました。関連部門は対外的に1,167組の友好学校、友好病院、友好団体など関係を設立し、総数は全国で第2位です。友好都市は民間外交の重要なルートとして、すでに各国の地方自治体が交流協力を推進し、相互の友好を深めるための友好的な方法になっています。

姉妹都市の発展において、山東省との友好的な交流に貢献した外国人の友人を表彰するため、1994年より「山東省名誉市民」の称号の授与を開始しました。これは山東省が外国人に授与する最高の賞です。また、2009年に人民対外友好協会は「山東省人民友好使者」の称号を設立し、「山東名誉市民」の称号を補足するものです。

山東省と姉妹都市の民間交流は同様に豊かです。孔子文化祭、泰山登山祭、青島ビール祭、濰坊凧祭などの大型の国際慶祝活動の期間中は、多くの外国の友好団体や人員を招待し、同省の社会組織や業界と交流しています。同時に、毎年多くの芸術家、職人、民俗芸術家を組織して、世界各地の慶祝活動に参加させ、これらの活動や活動に参加した友好的な人々を通じて中国の伝統を広めて、党のイメージを広め、中国の物語を語り、民間外交を促進します。